糖質は合法の麻薬
もう一つの麻薬?
こんにちは、Takaですヾ(ゝω・`)o
今回は糖質のもう一つの恐ろしさを語ります。
これまで、余った糖質は中性脂肪として蓄積されるので、それが肥満の原因であると述べました。
なにも、余った糖質は蓄積されるだけではありません。
もっと恐ろしい事に、糖化現象が起こります。糖化とは、体内のたんぱく質と結びつく現象です。
酸化は物質に酸素がくっつく現象なので、それと同じ感覚です。 これの何が恐ろしいかというと、たんぱく質を劣化させます。
たんぱく質に糖質がくっつくと褐色に変色し、各々のたんぱく質の本来の機能を失います。
例えば、
・コラーゲンを破壊し、肌の弾力を失います。
・皮膚では、酸化した部分が「シミ」や「くすみ」となって現れます。
・髪では、張りと艶を失います。
そうやって肌にシワができ、シミが付き、髪が痛みます。一言にまとめてに言うと、老化現象が促進されます。
皮膚の60%はたんぱく質で出来ていますので、「たんぱく質は糖化して茶色くなる」なら、皮膚もシミという形で残るのも分かりますね。
糖質を取り過ぎる事は、肥満になるだけでなく体を老化させていることになります。
糖化現象は、人の体の中だけに起こる現象ではありません。
上図のように、ホットケーキの赤丸で囲んだ褐色の部分も、糖化現象によって、小麦の"たんぱく質"と材料で使用した"砂糖"が結びついて、色が変わっています。
これは「AGEs*1」と呼ばれ、日本語では終末糖化産物と呼ばれています。
北京ダックも同じです。 北京ダックは、甘い砂糖水を生の北京ダックにかけ、焼いたもの。北京ダックの肉(たんぱく質)が砂糖水(糖質)と結びついて、上図のような褐色になっています。
糖質がなぜ合法の麻薬と呼ばれるのか?
ここで言いたいのは、糖質が悪者だという事ではなく、過剰摂取すると、
・肌に褐色のシミができて弾力を失い
・髪に艶がなくなる
⇒実年齢よりも老けて見える
という事です。
そして、糖質が合法の麻薬と呼ばれる理由は、糖質は一度摂取すると摂取し続けたくなるからです。
これはなぜかというと、特に甘いものを食べると、人は美味しいと感じた時にドーパミンが分泌されるからです。
主に感動したり嬉しい事が起こった時に、ドーパミンは分泌されます。これが"幸せ"の感情に働きかけるので、幸せな気分になります。
お菓子をよく食べる方は経験があるでしょう。チョコレートやクッキー、一度食べたら中々止まらない。これはドーパミンが出ているからです。
逆に、ドーパミンが不足するとイライラしたり切れやすくなります。 イライラを解消するためにもう一口二口・・・過剰摂取すると糖化現象が起こるとは知らずに・・・
こうして食べ続けてしまい、なおかつ過剰摂取になりがちになる。そして肌の老化現象が起こります。
糖化を起こさない方法とは?
糖質自体は、人間の活動エネルギーとして摂取しなければならない必須の栄養素であることは間違いありません。
ただ、過剰に摂取してしまいがちなのが難点。一番の方法は、甘いお菓子を食べない事。
お菓子が無いと生きていけない人にとっては過酷な食生活になります^^;
ただし、その工夫にもう一つあって、それは食生活を改善すること。
・食べる順番を守る(食物繊維⇒たんぱく質⇒糖質)
⇒最後に糖質を持ってくることで吸収を抑える
・満腹中枢を刺激する食べ方をする
⇒糖質自体の取り過ぎを防止する
・食物繊維をしっかり取る
⇒野菜中心の食生活にする
この3つを実施するだけで、糖化を防ぐだけでなくダイエットにも効果があります。
食べる順番については、
①食物繊維で腸内を掃除&糖の吸収を抑えるコーティング(野菜)
②たんぱく質、ビタミン、ミネラル、脂質などの栄養素(おかず)
③炭水化物(米やパンなど)
また、満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防止するため、食物繊維はよく噛んで、食べる事。
1日の野菜の摂取目標は350g。野菜350gは結構な量なのですが、厳しいようであれば
サプリメントで補うのも1つです。
これらを守れば、糖質の摂取抑制や吸収緩和につながるので、糖化の予防になります。
何事も、楽して解決できる悩みは少ないです。多少なりとも、食べる順番だけ守る形でも良いです。
少しずつ、食生活を改善すれば体も慣れていきます。
「1000里の道も一歩から」
私も継続してきたことで、今の体型を維持しています。将来老けにくい顔になるなら、それに越したことは無いですよね!一緒に頑張りましょう^^
see you again!(*^-')/~☆Bye-Bye♪
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