食後に眠くなる原因
血流に関する説
こんにちは、Takaですヾ(ゝω・`)o
食後に眠くなる、という現象は何人も経験されたことがあるかと思います。
しかし人間は1日24時間しか与えられていません。どうせ1日を過ごすのであれば、起きて活動する時間が長い方が有意義に過ごせますよね。
眠くなくて寝る必要が無いのであれば、寝ないに越したことありません。その時間は勉強したり本を読んだりできます。
では、眠くなる原因は何でしょうか?
よく聞く話では、「身体中の血液が消化のために胃腸に集中し、脳に血が行かなくなるから眠くなる」というのがあるかと思います。
この説には実は「その通りだ!」と言う医師や「それは誤解だ」と言う医師もいます。
実際どうなんでしょう?
栄養学的に言えば
個人的な意見ですが、それも一理あると思います。
消化するために、血液は消化器官に集中し、脳への血流が少なくなります。その際に、エネルギー源となるブドウ糖が脳に行かなくなるので、眠くなる。
しかしもう一つ、重要な原因があると考えています。それは、血糖値を下げるために働くインスリンの役割。いわゆる低血糖ってやつです。
人は大量に食事で糖質を摂取すると、それが吸収されて血糖値が上がります。
しかし血糖値の急上昇を緩めるために、すい臓のランゲルハンス島という部分のβ細胞からインスリンが分泌され、血糖値を下げます。
この時、インスリンが強く働いてしまい、低血糖になる⇒ブドウ糖がさらに減って脳へ行きつくブドウ糖が減ってしまう⇒眠くなる
と考えています。
ここで誤解して欲しくないのは、何もインスリンは強く働きたくて働いてるわけではありません。インスリンは血糖値を緩やかにする働きをしようとしたにもかかわらず、できなかっただけです。
インスリンがなぜ過剰に働く?
糖質を摂取する時は、その吸収率に必ずGI値が関係します。
GI値は糖質の吸収される速さを表しており、それにより血糖値の上昇のしやすさが決まります。↓参考記事です。
インスリンは、摂取した糖質に対して必要な分が分泌されます。
しかしこのGI値が高いと、分泌されたインスリンが糖質に働く前に、血液に吸収されてしまいます。
そしてインスリンがやってくる頃には血糖値が自然と下がっており、そこにインスリンが働くので更に血糖値を下げる効果が働きます。
その結果、低血糖になってしまい、血液中のブドウ糖をさらに減らしてしまう事になります。
低血糖がなぜ眠く?
人の体は、適切な血糖値というものがあります。その基準値が70mg/dlです。
これより血糖値が高いときは、正常で居られます。
しかし70を下回り、50ぐらいになると空腹感やあくび、眠気、だるさ、イライラなどが起こります。
更に下がると、動悸や目まい、血圧の上昇、顔面蒼白などがおこり、30を下回ろうものなら意識の朦朧、昏睡状態にも陥ります。
このようにGI値の高い食べ物を食べて血糖値が急上昇し、インスリンが働いて低血糖に陥るのを繰り返すと、インスリンは「何のために僕らは働いているのだろう・・・」となって、だんだんインスリンが分泌されなくなります。
これがいわゆる糖尿病で、最悪の場合、外部からインスリンを注射しなければならなくなります。
注射してしまったら、おしまいです。インスリン、完全に出なくなります。
まとめ
今回は健康とも直結する真面目な話。
人が食後に眠くなる原因は二つあって、
①血流が消化器官に集中して脳への血流が少なくなるから。
②インスリンの過剰な働きで低血糖になるから。
となります。
じゃぁどうすれば良いかというと、GI値の低い食生活に切り替える事です。とにかく血糖値を急に上げるようなことはしない事。
それだけで、食後の眠さは軽減されます。
もしやってみたいのであれば、例えば昼食を
・コーヒー
・サラダチキン
・サラダ
だけにしてみて下さい。食物繊維とたんぱく質をとって糖質をほとんど摂取しなかった場合、いつものような眠気はあまり来ないはずです。※もちろん、血糖値以外に疲労による眠気もあるので、一概には言えません。
食生活の健康面を考慮すると、「食後に眠くなる」というのは、糖質の取り過ぎの1目安にできます。
是非、参考にしてみて下さい。
see you again!(*^-')/~☆Bye-Bye♪
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